たまこラブストーリーにおける大前提
この映画は一見して老若男女だれにでも気軽に楽しめるジュブナイル系エンタメに思えますが、実際は高度な演出力と膨大なメタファー(暗喩)により、山田監督の作家性もとい思想が見え隠れしています。
全てのカット、セリフが計算しつくされたものであり、無駄は存在しません。逆に言えば無駄に思える箇所や違和感を覚えるカットに作家のメッセージ(本音)が隠されていると思うべきでしょう。
ただし人によってさまざまな解釈ができるように、狙って作られています。
明示されているテーマ
・近くて遠い、ふたりの恋
・恋とバトンと青春と
・たまこ、むけました
・おもち、やけました
・大人になる、ということ
・一歩を踏み出す勇気
・宇宙の入口に立つ -3人の少女の物語(ノベライズ版キャッチコピー)
・By always thinking unto them.(訳:いつもそのことばかり考えていただけ)
私なんかよりはるかに真剣に考察されている方のブログ(こっちの方が100億倍参考になると思います)